何も知らない

つれづれなるままに、ひぐらし、じゃなくてときどき、スマホにむかひて、そこはかとなくかきつくる。

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今までの恋の話。

良いか悪いかは置いておいて、惚れっぽい体質だと思う。

今までお付き合いをしたのは3人。今は4人目。じゃあ4人?よく分からないな。

けどこれってかなり多い方らしい、レズにしては。

私が好きになったらどんどん態度に出したり言っちゃうだけなんだけどね。

 

まあそれ以上に失恋もしている。

 

初めて好きになったのは、これは幼稚園のときだからただの憧れだと思うのだけど、担任の先生。

ありがち〜!

でもその幼稚園の先生の中では1番若かったし、ちゃんと化粧をしていてとても綺麗に見えた。そして何より私にやさしかった。

大体の大人は、女の子が女の子らしく遊んでいないと怒るのだが(現にほかの先生はそうだった)、その先生だけは私が忍者ごっこしようが滑り台の上からでんぐり返しで降りようとしようが木に登ろうが、危険だからという理由でしか怒らなかった。

とにかくほかの先生とは違って見えた。

 

小学校のころ仲のいい友達はだいたい男子、中学でもその延長線上で1人の男の子と付き合ったけどその子はゲイだった。私と一緒に帰りながら、もう1人の男の子と手を繋いで歩いていた。なんだよ。半ばやけくそで、ネットで女同士のあれこれについて調べた。今より情報が少なくて差別的な内容のウェブサイトもいくつかあったが、かわいい女の子を見て私も手を繋ぎたいとか思ってどきどきした。その彼氏には指1本触れず別れた。

 

私が入っていたバスケ部は先輩と後輩がみんななかよしで、中2になった私は卒業して高校生になった先輩とよく電話で話していた。先輩には私の一つ下の妹がいて、確かマラソン大会応援に行くね、頑張ってねみたいな話をしていた。

部活の外周は1番早かったけれどなぜかマラソン大会が苦手で、さらに前日の体育で無茶をした結果全身筋肉痛で臨むことになったその大会、ゴール前ラストスパートの下り坂のところに先輩がいた。目が合った気がした。名前を呼んでくれた。手を振ってくれた。

結果は27位という極めて微妙なものであったが、その日も帰って電話をした。先輩は私を労ったあと妹の話や高校の話、部活の話など色々な話をしてくれたと思う。

私は先輩の笑う声が好きだった。少し低くて落ち着いたよく通る声。マラソン大会の歓声の中でもすぐに気づいた。1度それに気づいてしまったら話の内容なんて入ってこなくて、ただ相槌をうつだけ。

夜になって、私は携帯を持っていなかったから電話ができなくなったのでTwitterのDMで話をしていた。女子高生らしい学校の話から好きな人の話になって、好きだと言ってしまった。

ごめん。

とだけ返事が来て、その先輩とはもうそれきりだ。

 

 

 

 

つづく😆