何も知らない

つれづれなるままに、ひぐらし、じゃなくてときどき、スマホにむかひて、そこはかとなくかきつくる。

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今月に入って全然更新していなかったのに、今朝このブログの今月の閲覧が100回を超えました、みたいなメールが来た。誰が楽しみにしているんだろう。

 

なんて前置きはやめて、せっかくなので病院の話を少し。

 

精神科に入院している患者の容態はピンからキリまであって、私はとっても元気な方だとわかった。だからといって私の辛さは私にしか分からないわけだから、そこについては何も言及しないでおく。

 

ただ、食堂でご飯を食べているとスタッフステーション奥の個室からずっと「おーい、おーい」と聞こえるのは辟易する。最近は専ら自分の部屋で食べている。

 

普段先生の診察を受ける建物と、入院患者の病室がある、病棟っていうの?あの建物が分かれていて、渡り廊下みたいなやつで繋がっている。そこの壁には季節ごといろいろな絵や写真があって、いまはボランティアの方々が撮影した花の写真と、昔入院していて今は画家をやっているという方の絵が飾ってある。私はそこの壁の前で、タリーズから漏れ出るWiFiを拾って、Twitterやインスタを見たり、こうしてブログを書く。

 

 

例の画家の絵は、俗に言う抽象画で、ピカソとキースヘリングを足して2で割ったみたいな画風(分からない人は調べてください)。

猫とか地球とか花とか、何となく描いてあるものは分かるのだけど、猫の頭から花が咲いていたり、富士山が人間で構成されていたり、脚は4本なのに頭が6つある猫の絵とかが、アクリル絵の具で派手に塗られて飾ってある。

 

ここにさっき親子連れが来た。お母さんは30代ぐらい、娘は3-4歳。お母さんが、みーちゃん、みーちゃんがいるよ、と言ってその6つの猫の頭を指さす。娘も、みーちゃんだ、みーちゃんだ、と言いながら絵の前でにこにこ。

 

私がおかしいんか?

 

猫を「ねこ」と呼べないから「みーちゃん」と呼ぶのか、それともその絵の中の猫が「みーちゃん」なんだろうか。

 

そんなことを考えていたらもうお昼の時間だ。今日は温泉卵なんです。めちゃくちゃカラが上手くむけなくて、もうちょっと頑張って茹でてほしいなあと毎回思う。

 

え、猫の頭よく見たら7つあるぞ。