何も知らない

つれづれなるままに、ひぐらし、じゃなくてときどき、スマホにむかひて、そこはかとなくかきつくる。

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 私は私が書く文章が好きだ。好きだと思っているからこうして何の見返りもなくブログを書いて流したり、別のアカウントで小説もどきを書いたりしている。

 小学校のころから読書感想文とかレポートとか人に読ませる文章は評価されることがなかったが、運動会の思い出であったり個人的な日記などは、文園という市内の同じ学年の生徒の作品の中から選ばれた絵や文章が載る冊子に何度も載った。絵も載ったことがある。小学一年生から中学三年生まで、年三回出されるそれに毎年載っていたと思う。

 

 大学生になってめっきり自分の文を人に読ませることがなくなった。

 私の中でレポートは作文とは違う、感情も思い出も含まない冷たい缶詰のような異物。私は作りたてのまだ湯気が立つ文章を人に食べさせたい。

 このブログはあくまで個人的な日記、自己満足の試作ばかりなので人に食べていただくものではない。

 

 誰かに料理を作りたい。エッセイでも小説でも私は書ける。